透視度・濁度・透明度

「透視度」は流入水や処理水などの濁水に対して用いる。
直径3cm、高さ30cm程度から100cmの筒状のものに水を入れ、底の標識板が識別可能な水面の目盛りを読む。
厳密には晴れた日の屋外の日陰で測るが、そういう事を言っていると測定できる日が無くなる。

 

「濁度」は水道水、井戸水、プール水などきれいな水に対して用いる。
試料水と標準液を肉眼もしくは機器により比較測定する。

 

「透明度」は湖沼、海域などの清澄度の測定に用いられる。
直径30cmの標識板を沈めていって識別ができなくなる深さを測定する。

 

 

それぞれの測定値は、測定時の明るさ、測定する人、その時の気分などに左右される場合もある。
他人が測定したデータとの厳密な比較は難しい。あくまで簡易的な指標である。
ちなみに透視度はBODとの相関が高く、30cm以上あるとBODは20mg/l以下になることが多い。

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