大腸菌群数

大腸菌のコロニーの数。
1ml中いくつあるかを調べる。大腸菌の数ではない。また、細菌学の用語ではなく、水質汚濁の指標である。

 

栄養剤と酸性になると赤くなる試薬が混ぜてある培地を使う。
これを人間の体温の36度で24時間培養する。
大腸菌がいると、呼吸をして炭酸ガスを出すので、赤くなる。その赤い点を数える。
その赤い点が30から、300の間に入るように試料を希釈する。

 

大腸菌そのものは、ほとんどが無害な菌である。(O157のように有害な菌もいるし、大腸以外に進入すると有害なものもある)

 

ただし、大腸菌がいるということは、糞便性のものに汚染されている可能井があるために、水質汚濁の指標として用いる。

 

また、比較的に大腸菌は塩素に強いので、消毒の効果を見るためにも使われる。
通常はエアタン内で他の微生物に寄って捕食されてしまうので、流入水から見れば大幅に減る。

 

水道基準では、検出されないこと。汚水処理などの基準では、1ml中、3000個以下である。

スポンサーリンク

大腸菌群数関連ページ

水処理でよく使う単位
水処理用語の解説
透視度・濁度・透明度
水処理用語の解説
pH
水処理用語の解説
DO
水処理用語の解説
BOD
水処理用語の解説
COD
水処理用語の解説
SS・TS・VTS
水処理用語の解説
MLSS・MLVSS
水処理用語の解説
SV・SVI・濃縮沈降
水処理用語の解説
活性汚泥
水処理用語の解説
返送汚泥・余剰汚泥・SRT
水処理用語の解説
汚濁負荷量・BOD負荷・容積負荷
水処理用語の解説
沈殿・凝集沈殿・浮上分離
水処理用語解説
ろ過・活性炭吸着
水処理用語の解説
電気伝導率
水処理用語の解説
一般細菌
水処理用語の解説
処理
水処理用語の解説
凝集剤
水処理用語の解説
富栄養化
水処理用語の解説
T-N・T-P
水処理用語の解説
硝化・脱窒
水処理用語の解説
脱燐
水処理用語の解説