水処理用語集

【国際単位】基本単位

国際単位（ＳＩ） Le Systeme International d'Unites

基本単位

（１）メートルは、1／299792458 秒の時間に光が真空中を伝わる行程の長さ。
（２）キログラムは、（重量でも力でもない）質量の単位、国際キログラム原器の質量に等しい。
（３）秒は、133Ｃｓ原子の基底状態の２つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の9192631770周期の継続時間。
（４）アンペアは、真空中に１メートルの間隔で平行に置いた、無限に小さい円形断面積を有する無限に長い２本の直線状導体の長さ１メートルにつき 2×10-7ニュートンの力をおよぼし合う不変の電流。
（５）ケルビンは、水の３重点の熱力学温度の 1／273.16。
（６）モルは、0.012ｋｇの12Ｃの中に存在する原子の数と等しい数の要素粒子（原子、分子、イオン、電子、その他の粒子）もしくはその集合体（組成が明確にされたものに限る）で構成された系の物質量とし、要素粒子またはその集合体を特定して使用。
（７）カンデラは、周波数 540×1012ヘルツの単色放射を放出し、特定の方向におけるその放射強度が 1／683 ワット毎ステラジアンである光源のその方向に於ける光度。

国際単位系は7つの基本単位を組み合わせて組立単位の定義を行っている。その他に併用単位がある。

また、接頭語をつけて単位の調整を行なう。

parts per millionの略。百万分の一。

10000ppm＝1%
1000ppm＝0.1%
100ppm＝0.01%

硫化水素の規制値など、これであらわすことが多い。
（硫化水素の場合、10PPMで作業禁止）

水質系で一番よく使う単位。
１リットル中に何ミリグラム入っているかの単位。国際単位のグラムにｍの接頭語をつけて、１リットル当たりの配分を表す。リットルはＳＩ併用単位。
ＰＰＭと同じく百万分の一。しかし、意味は違う。

ｍｇ/Lはある体積中にあるものの質量がどれだけあるかであり、
単純に百万分の一ではない。
水処理では、ＰＰＭは最近、あまり使わなくなってきた。

しかし、ＰＰＭ＝�r/Lと考えて問題はほとんどない。

10000ＰＰＭ＝10000�r/L＝1％

この関係を頭に入れておくと濃さのイメージがつかみ易い。

ちなみにパーセントは百分率。Per cent

立方センチメートル=cubic centimetreの略。
1ｃｃ＝1ｍｌ

国際単位系の圧力、応力の単位。

良く使われるのが接頭語のヘクトをつけたhPa（ヘクトパスカル）
1 ミリバール (mbar) = 100 Pa = 1 ヘクトパスカル (hPa)

水処理などではＭＰａやＫＰａが良く使われる。

正式には1 kgf/cm2 を 98.0665kPa 換算するが、一般的には1 kgf/cm2 を 100ｋpaと換算している。
0.1Mpa＝1 kgf/cm2と考えて特に問題はない。

10ｋｐａは約水柱1ｍの圧力である。

アクア、水柱の圧力としてあらわしている。
mmAqなどが活性炭吸着塔などで良く使われる。mmH2Oと同じ。

1pa=0.1mmAq

上のアクアと似た単位に、mmHgがある。
水銀柱の圧力としてあらわしている。これも使われることがある。

133.322pa=1mmHg=1Torr（トール）

ジーメンス。
μS（マイクロジーメンス）などが良く使われる。
電気伝導率の単位。
μS/ｍ、μS/ｃｍなどとして使われる。

Ωの逆数。S＝ Ω-1
つまり、電気が流れやすいほど、大きな数字になる。

Ωは電気の流れにくさ。
1Vの電圧を掛けたときに、1Aの電流が流れる電気抵抗。これを1Ωと言う。

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