返送汚泥
活性汚泥法で、エアタン内のMLSSを一定の濃度に維持するために、沈殿池から引き抜いてエアタンに「返送」し循環利用する活性汚泥のこと。
MLSS濃度と返送汚泥量の関係。
MLSS濃度={((曝気槽流入汚水量/日)×曝気槽流入汚水のSS濃度)+((返送汚泥量/日)×返送汚泥のSS濃度)}÷((曝気槽流入汚水量/日)+(返送汚泥量/日))
汚泥返送率=(返送汚泥量/日)÷(曝気槽流入汚水量/日)×100
余剰汚泥
増え過ぎて不要な活性汚泥。
活性汚泥はBODやSSを餌にして増殖するため、そのままにしておくと増えすぎてしまう。これが余剰汚泥である。
余剰汚泥は系外に引き抜き、処分する。
SRT
Sludge Retention Time
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汚泥滞留時間。
エアレーションタンク内の活性汚泥が余剰汚泥として引き抜かれるまでの平均滞留時間。
SRT(日)=エアレーションタンク容量×平均MLSS濃度/(余剰汚泥量×余剰汚泥中のSS濃度+下水量×処理水中のSS濃度)
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