脱燐
燐の除去、取り込み。(元素である燐を無くすことは出来ない。)
色々な処理方法があるが、燐は凝集沈殿をすれば簡単に取れる。
最近は生物的な燐除去がよく行なわれる。
細菌に燐を放出させて、飢餓状態に置き、余分に燐を取り込ませて系外に引き抜く。
ポリ燐酸含有細菌(ポリ燐酸+ATPはエネルギー源)が嫌気状態に置かれると、オルト燐酸として、燐を吐出す。
次に好気状態に置かれると、取り込まれた有機物が酸化され、細胞内ATPの生成とポリ燐酸が合成される。
つまり、放出された燐や排水中の燐が取り込まれる。
放出された燐の4から5倍の燐が取り込まれる。
嫌気→好気、行程で行われる。
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