pH

ペーハー又は、ピーエイチと読む。単に前者はドイツ語読みで、後者は英語読みである。今はピーエイチが正式であるらしい。

 

日本語では、水素イオン指数(濃度)ともいう。

 

水溶液の酸性、アルカリ性の程度を表す指数。水素イオンが多いほど、酸性側となる。

 

pH=−log【H+】 (マイナスログ【H】)
となる。
【H+】は水素イオン濃度をあらわす。

 

中性のときの水素イオン濃度は
1.0×10 ‐7mol/l (1掛ける10のマイナス7乗モルパーリットル)
なのでpHは7になる。
酸性だと7より小さく、アルカリ性だと7より大きくなる。0以下、14以上になることはない。

 

逆数なので、水素イオンが多いほど小さい数字になる。また、logで効いてくるので、たとえばピーエイチ4の水溶液を水で希釈して5にするには、10倍量の水がいる。6にするには、100倍量の水がいる。
しかし、下水のような水には緩衝作用があるので、この割合では変わらない。

 

なお、pHは数字を丸める時には、常に切り捨てる。7.29を小数点以下一桁にするときは、7.2となる。

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