活性汚泥

活性汚泥と言うのは、下水をエアレーションして自然にできる吸着性や沈殿性のすぐれた汚泥のこと。
有機物の処理や沈降性に優れている。

 

自然界に生息する微生物が、十分な酸素と餌を供給されて高密度に集合したもので水処理の要。

 

具体的には、バクテリアなどの真正細菌や真菌類(酵母など)、原生動物、後生動物などから構成されている生物群集で食物連鎖をしている。

 

有機物は主にバクテリアや酵母類によって浄化される。

 

バクテリアや真菌類は下水中に溶けている有機物を食べて(分解)して増殖し、原生動物(ゾウリムシやアメーバーなど)や後生動物(ワムシやミジンコなど)は、そのバクテリアや微細な粒子状の有機物を食べて増殖する。

 

酵母や細菌類が分泌するジェリー状の物質により、沈殿し易いフロックを形作る。凝集反応。固液分離(沈殿)。

 

 

原生動物などは浄化の仕上げであるが、顕微鏡観察で処理の状態を知る目安になる。
原生動物や後生動物で良く出現するものは、大まかな区分で約100種。

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