ＭＬＳＳ・ＭＬＶＳＳ

Mixed liquor suspended solids)
-------------------------

混合液中のＳＳと言う意味である。要するに、曝気槽の中の活性汚泥浮遊物（mg/L）の事を意味する。
濾過又は、遠心分離後に乾燥して重量を求める。

水処理ではエアレーションタンクの中の活性汚泥の量を把握するために用いる。

活性汚泥は浄化微生物が混じった汚泥なので、浄化微生物量と仮定して、浄化能力の参考にする。
その意味ではＭＬＶＳＳの方が適切であるが、ＭＬＳＳの方が短時間で簡便に求められる。

このＭＬＳＳを適切な値に一定にさせることが水質管理の基本である。

Mixed liquor volatile suspended solid
-----------------------------

ＭＬＳＳ（活性汚泥浮遊物質）のＶＳ（強熱減量）をｍｇ／Lで表す。活性汚泥有機性浮遊物質という。
しかし、実際には熱（600度）により揮発する物質を有機物とみなしている。

ＭＬＳＳの有機物量を大まかに表すことから、活性汚泥法における曝気槽内混合液の微生物を想定する場合、ＭＬＳＳよりも正確に示す指標である。

水処理用語集